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資料紹介
経営のヒントシリーズ No.2 (ITS002)
損をして得をする
著 者: 伊東 將
頁 数: A4判・17頁
発行日: 平成25年 9月
発 行: 株式会社アイピーシーアイ
定 価: 1,620円(本体1,500円+消費税8%)
ビジネスライクにドライに考えれば、損をして得をするということなどは無い。損は損である。
得するようにシステムを構築しなければ駄目だと多くの経営者は考えている。
昔からある商売の金言「損をして得を取る」「損をして徳を取る」は、一時的には損に思えても、
将来永続的な益がそれによって得られるなら、それは得策であり、また、限られた視野からは損失と見えても、
もっと広い視野から見るとき全体としてプラスなら、それも望ましいことであるとの教えである。
しかしながら、赤字で受注しても、相手に先に恩を与えれば、
「返報性の原理:受けた恩は返さずにはおれない心理」で報われると言った単純なものではない。
問題はそのプロセスに潜んでいる。
「報酬(むくい)の無い善行に幸福を見出せる人」に徹して、依存心を捨て、顧客第一に自社製品に魂を入れて製作し、
誠意ある商いをしているかである。
本稿では、「損をして得をする」事例を解説、分析して、企業経営に資するものとしたい。
目次
1.自部門より前の部門はすべてお客様だと思え
2.S字曲線(シグモイド・カーブ)を上手く使いこなそう
3.共時性(シンクロニシティ)の出来事に備えよう
4. 臭いものに蓋をすると墓穴を掘る